廃墟の街Santa Eulalia (サンタエウラリア)
アリカンテから車で約40、50分くらいのところに位置するSanta Eulalia(サンタエウラリア)というところに行ってきました。
なぜそこに行ったかというと、実はここ、ほとんど廃墟状態で街としては機能していません。昔は活気があった村ですが今は劇場やカジノ、この村を繁栄させた小麦粉工場などが虚しく残っています。
少しこの村に関する歴史を調べてみました。
19世紀末、ユートピア社会主義の枠組みで労働力を田舎に戻し貧しい村を復興させるという植民地法に基づき、アントニオ・デ・パドゥア・サーベドラ伯爵が建設したそうです。138ヘクタールある敷地に通りや広場、劇場、小麦とアルコール工場、郵便局、庭園、倉庫、学校、駅、カジノ、そして宮殿まで建設され30年以上繁栄したようで、近隣の街の産業の発展による住民の移住や小麦工場の閉鎖に伴い少しずつ衰退していきました。
実は今回でここに来るのは2回めでした。前はたしか3年くらい前だったと思います。その時は何かイベントがあって、たくさん人がいて劇場の中にも入るいことができました。今回はコロナのせいか、建物がさらに古くなっていて危険なせいか劇場には入ることはできず、隙間から中の写真を撮影しました。人もほとんどおらずさらに廃れた感が出ていました。
個人的にこういう廃墟は好きなので、天気もよく楽しめました。
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