スペインで学生ビザで働く(アルバイト)その1

こちらは2016年時点での情報です。現在はいろいろ変わっていると思うので参考程度に見てください。

今回は学生(学生ビザを持って学生という立場で滞在している)で合法的に働くときの許可証(autorización para trabajar)の取得手順を書いておこうと思います。

私は2014年の9月にスペインに来ました。語学留学なので学生ビザで学生という立場で滞在していることになります。スペインでは日本人は学生ビザだけでは合法的には働くことができません。なので、仕事があっても許可証がなければ働けません。今回はその許可証(autorización para trabajo)の取得手順をまとめてみます。

雇い主は労働許可証の申請にお金を払わないといけませんし、seguridad social(社会保険)も支払わなければなりません。なので、雇い主からすればメリットがあるかどうか微妙なところですが、それでも契約書を書いてくれ、税金をきちんと納めている雇い主であれば、この許可証を取るのは難しくないと思います。許可が下りれば、週に最大20時間 働くことができます。(学生身分なので40時間は働けません。勉強しろということですね。)

私の場合、今まで2種類の仕事でこの許可の申請をしたので、それぞれ書きます。今回は1回目について。

必要書類と進め方

1回目 2016年7月 バレンシア 

提出場所:oficina de extranjería (avenida de constitución)  extranjería (移民局)のオフィスはバレンシア内に何軒かありますが、この件に関してはここのようです。

提出書類:全てコピーが必要です。

申請用紙 (EX-12) 

パスポート原本 

大学の卒業証明書(大学の専門と仕事内容は直接的に関係ありませんが、提出しました。)NIE 住所が変わっている場合はcertificado de empadronamientも必要です。

学校の授業時間、コース内容などを証明するもの 

私は学校にjusticante de matriculaを書いてもらいましたが、要は学校の授業時間と仕事の時間がかぶっていないかなどを見るためだと思います。

雇い主が用意する書類。これは実際何かはよく覚えていませんが、雇い主のIDカードや、会社関係の書類(税金をきちんと納めている証明など)だったと思います。

提出は雇い主か申請者(私)かどちらかが行けばいいです。私の場合は雇い主も初めてだったので二人で一緒にいきました。

提出して確か2週間くらいで家に手紙が届き許可が下りました。早っと思った記憶があります。この許可は特にカードがもらえるとかではないので、IDカードは今までどおりのものだし、特にこの後にカードの申請などはありません。

ただ、autorizacion para trabajarとは別にseguridad social(社会保険)関係でもう一つすることがあります。許可をもらって働くということは税金を払うのでseguridad socialも必要になります。この件に関してはextrajeríaは関与していないようで、”許可おりたら、seguridad socialはどうしたらいいの?”と聞いても”分からん。seguridad social のオフィスに行って聞いて。”と言われました。そして近くのオフィスに行きましたが、そこではなかったようでcalle colonにあるオフィスに行きました。(el corte ingles の近く)

そこで何を提出したかもうあまり覚えていませんが、たしかextranjeríaから来た手紙とパスポートの原本とコピー、NIE、一応契約書も持って行ったと思います。オフィスで申し込み用紙を書かされます。そこで、seguridad socialの番号がもらえます。この番号は一生変わることがないそうです。このオフィスに行ったのが確か8月くらいで、実際に仕事が始まるのが10月だったので”来るの早!まだまだ先やん。”みたいなこと言われました。

そして、後程 家にseguridad socialの仮カード(紙きれ)、SIPと言いますが、それが届きました。

仕事の契約期間内は公立の病院は無料です。(無料というか、負担率が0%です。)私は、風邪での診断や子宮関係の検査などをしましたが無料でした。また、スペインの病院についても私が思ったことなどを書きます。

Alicante Yokoso

人生に一度、海外に住んでみたいなんて思ったことありませんか。私もそう思っていました。 スペイン語に"nunca es tarde" という言葉があります。  何事も遅すぎることはない という意味です。 人生は一度切りです。 そんな方の背中を押し、初めの一歩を踏み出すお手伝いがしたいと思いこのブログを始めました。

0コメント

  • 1000 / 1000